ロシアにおいて日本のアニメやマンガは若い人を中心に大変人気の高いコンテンツとなっています。
1996年に放映された「美少女戦士セーラームーン」、2000年に放映された「ポケットモンスター」が当時の子供たちの間で大ヒットとなりました。
今日の日本コンテンツファンや、ロシア人の日露通訳者、また日本やアジアの歴史・文学の研究に携わっているなどの多くが、その子供のころに見たアニメに影響をうけたと言います。
そのころ、正規のアニメやマンガの出版社が設立されたものの、今日にいたってはインターネットの普及で簡単にコンテンツへアクセスできるようになったため、また日本の企業の支援や連携がないために、正常なマーケットは育っていません。
それでも自分でもマンガを描いてみたい、描写のテクニックやストーリー展開を学んで将来の仕事に結びつけたいという創作意欲にあふれたロシア人がいます。
ロシアには漫画を本格的に、かつ、定期的に教えてくれる教室はほとんどなく、多くは独学で学んでいる状況です。
弊社では、「日本人の漫画家が教える」という稀有な付加価値にこだわり、専任の講師と一緒にロシア向けの特別カリキュラムを組んで、ロシアにいって特別集中講座を開講しています。
またその機会を活用し、現地の学校、図書館や文化施設を訪れ、ワークショップやレクチャーを行うなど、積極的に文化交流やボランティア活動にも、取り組んでおります。