神現祭

ロシアブログ
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ここモスクワは本格的に寒くなり連日雪が降るようになり、白銀の世界が広がっています。

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さて、新年明けての最初のブログはロシア正教会についてご紹介したいと思います。

ロシア正教会とはその名独自の信仰宗教がある訳ではなく、東方正教会、ギリシャ正教の中に位置し、ロシアで組織されたものであり、信仰者はロシア人全体 の約75パーセントにあたるそうです。

1月19日はヨルダン川でキリストがヨハネから洗礼を受けた日とされており、この日と前日の18日はロシア正教会で は毎年神現祭が行われます。

この日神により清められた水は聖水となり、この水を飲んだり身体にかける事によって先一年は無病息災であるという事が信じられています。

教会内には聖水の入ったタンクや壷等があり、家から空き容器を持参して聖水を家へ持ち帰る人もいます。

聖水を持ち帰った後は一年かけて家で少し ずつ飲んだり、身を清めたり、飾ったり等して常日ごろから聖水と共に暮らす熱心な信仰者もいるようです。

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ロシア正教会の教会内部

ロシア正教会の教会内にはまばゆいばかりのイコン (イエス キリスト (ロシア語ではИисус Христос:イイスス ハリストス) や聖人等の聖像画) が飾られています。

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洗礼式の風景

ちなみに写真を見てわかる通り、女性は基本的に頭をスカーフや帽子などの布で隠してから教会内に入るという決まりがあります。これを守らないと絶対に入れないというような厳しい決まりではありませんが、それでも”郷に入っては郷に従え” ということわざもある位ですから、もし立ち寄る際には女性は何か布を用意しましょう。

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聖水の入ったタンク

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神父により聖水が振り撒かれる瞬間

Во имя Отца, и Сына, и Святого Духа! 父と子と聖神の名に依る

前述した通り、この神現祭はフリストスがヨルダン川で洗礼を受けた事に順じて行われます。教会内で行われる儀式の他に川や湖に入り身を清める事で同じく無病息災を願う習慣もあります。勿論この時期真冬のロシアですし、遊び半分でただ水に入れば良いってものではありません。モスクワ市内では厳重なる警備配置のもと、今年は59箇所が身を清める特別な場所として設けられました。氷の張った川、湖や池などに事前にロシア正教会十字架や四角などの穴が開けられ、18日から19日未明にかけて極寒の中、男性も女性も水着を着て聖水に浸かります。

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氷上での神現祭

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夜に聖成された水(聖水)に浸かる人たち

勿論、日本のバラエティーでよく見かける罰ゲームのような風景は一切無く、神聖なる儀式ですから特に大声で叫んだり発狂したりせず静かに水の中に入っていき、胸の前で十字架をきったり、上記の父と子と聖神の名に依る という祈祷文を念じながら3回頭まで潜ったり等して洗礼を受けます。今年の神現式の日のモスクワは、気温マイナス10度程でしたが、ロシア国内は広く、マイナス31度の場所でも聖水に浸かったという映像もあがっていました。

さて、ロシア正教会にとって神聖なる日、神現祭。今回はその荘厳な教会内や儀式の雰囲気、寒さ等をお届けしました。極寒の中水の中に入るのはとても危険な行為ですので、日本の皆さんは遊び半分で入るのはやめましょう。

 

 

 

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