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ロシアの人気ユーチューバー5選2018.04.03

日本では若者に人気のあるユーチューバーですが、ロシアはビデオブロガー (видеоблогер) という呼称でユーチューバーとして人気を博しています。私自身も彼らの“最新”のロシア語を聞いて勉強に役立てることもありますし、何より面白い動画が多いんです。今回は、そんなロシアのユーチューバーの中でも、特に私がオススメするユーチューバーを5人ご紹介していきます!

1.イヴァンガイ ( Ивангай )

チャンネルURL:https://www.youtube.com/user/EeOneGuy

1996年生まれの22歳という若さで、登録者1200万人を超える大人気ユーチューバーです。ウクライナ出身で、現在はロサンジェルス在住。彼はゲーム実況者としても有名で、主な彼のファンは女子小中高生だそう。2016年には、ロシアの主要なSNSサイト “Vk(V kontakte)” にて、メドヴェージェフ首相の登録者数を上回り、ロシアで2番目に有名な男になりました。

※Vkとは・・・ロシアで最も主要なSNSでFacebookとtwitterを合わせたようなSNSです。

2.This is Хорошо (ディスイズハラショー )

チャンネルURL:https://www.youtube.com/user/ThisIsHorosho)

593万超の登録者を持つ現在15位のYoutubeチャンネルです。本拠地はラトビアですがチャンネルはほぼロシア語で放送されています。2010年と比較的早い段階からチャンネルを開設していたユーチューバーの草分け的存在のひとつです。写真に写っているСтас Давыдов(スタス・ダヴィドフ)が一般人の投稿した動画に対してユーモアをおり交ぜながらコメントしていくスタイルで、スタンドアップコメディのような印象を受けます。

3.イーゴリ・シニャク ( Игорь Синяк )

(チャンネルURL:https://www.youtube.com/user/TheNiceigor)

995年生まれの22歳である彼の最大の特徴は化粧です。自身のチャンネルでは自身のメイクアップ術を詳しく説明・紹介しています。また、自身のコスメブランド「sinyak」をプロデュースしています。ちなみに私の友だちによれば、そこらへんの女性よりもお化粧のスキルが高いのだとか。

彼の体重は成人男性の平均を大きく上回ることから「大きなお母さん」とも呼ばれています。現在、彼のチャンネルでは新しい動画シリーズ 《痩せている (Худею)》が始まりました。そのシリーズ内では、彼がアクティブにかつ正しく余分な脂肪を減らしていく様子を楽しめます。彼の目標は160kgから80kgまでの減量です。

アメリカのユーチューバーPatrickStarrrによく似ています。

チャンネルURL:https://www.youtube.com/user/theepatrickstarrr

4.マリヤナ・ロー( Марьяна ро )

→チャンネルURL:https://www.youtube.com/user/MRilakkuma

マリヤナ・ローは一言でいえば “元気すぎる” 女の子です。彼女の動画はとにかく明るく、ポジティブな印象です。流行の音楽に乗せて思わず笑えるような楽しいダンスを踊るのです。

実は、彼女は長い間日本に住んでいたことがあり、日本語がとても上手で、定期的に日本に関連した動画も投稿しています。彼女が流暢に話している動画のリンクを貼っておきますのでお時間あればぜひ!

URL:https://www.youtube.com/watch?v=gltepw4b0c0

5.Славный Друже Oblomoff (スラブニィ・ドゥルジェ・オブロモフ)

→チャンネルURL: https://www.youtube.com/user/rukremov

最後に料理や食事をテーマにしているチャンネルを紹介します。彼の名はОлег Григорьев (オレグ グリゴリエフ)、現在28歳のビデオブロガーで、彼のチャンネルの場合は、自宅兼仕事場で料理をする様子や食事をする様子をビデオにすることが多いです。彼は動画を投稿し始めるまでは料理とあまり関わりがなかったのだそうで、彼自身、「専門的な技術や資格を持っていない素人だ」と言っていますが、チャンネルの視聴者の多くは、彼の料理の腕を認めているようです。また、彼は宅配サービスを使って届く料理を評価・分析を行うこともあります。チェック項目は、「どれだけ時間がかかったか」、「味はどうか」、「保温・保冷の加減」、「ティッシュやつまようじが含まれているか」など。辛口なコメントをすることもしばしばですが、視聴者はそんな彼の的確な評価を期待しているのです。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。今回の選考基準はあくまで私自身の好みですので、必ずしも視聴回数や登録者の数に比例するわけではありません。以前、ロシアにおける若者のテレビ離れについては『ロシアの若者の流行7選』というテーマで触れたことがありましたが、新しいメディアがその若者らによって作らているところに文化的な側面を感じられずにはいられません。見るだけでもロシア語の勉強にもなりますし、ロシアの実際の暮らしも垣間見ることができます。お時間あれば一度覗いてみてはいかがでしょうか?